モンテッソーリの「敏感期」ってなに?おうちモンテで大切にしたい6つの時期

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こんにちは mama40 けいこです。
おうちでモンテッソーリ教育を取り入れてみたいけど、「何から始めたらいいかわからない…」というママ、多いのではないでしょうか?
そんなママにぜひ知ってほしいのが、モンテッソーリ教育でとても大切にされている「敏感期(びんかんき)」という考え方です。
敏感期とは、子どもが特定のことに強く惹かれ、自然とその力を身につけていく期間のこと。大人が教えなくても、子ども自身の内側から「やりたい!」「知りたい!」という気持ちが湧き上がり、夢中になって取り組みます。
この時期を見逃さずにサポートしてあげると、子どもは驚くほどの力を発揮します。逆に、このタイミングを逃してしまうと、吸収力が落ちてしまうことも…。
今回は、モンテッソーリ教育で特に大切とされる6つの敏感期をご紹介します。それぞれの特徴と、おうちモンテでできる具体的な関わり方もまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 🚶♀️ 運動の敏感期(0〜4歳ごろ)
赤ちゃんが寝返りをしたり、はいはいを始めたり。気がつけば部屋中を走り回っていたり…。この時期は、「身体を動かしたい!」という本能的な欲求がとても強い時期です。
おうちモンテでできること:
- 家具の角にクッションをつけて、自由に動ける安全なスペースを作る
- 子どもサイズの椅子やテーブルを用意して、自分で座る・立つ動作をサポート
- バランスをとる遊び(クッションや平均台ごっこなど)を取り入れる
この時期に思いきり体を動かすことで、バランス感覚・筋力・集中力など、将来の学びの土台が育ちます。
2. 🗣 言語の敏感期(0〜6歳ごろ)
赤ちゃんが初めて声を出して「アー」「ウー」とおしゃべりを始める頃から、言語の敏感期は始まります。言葉のシャワーを浴びるように、子どもは周りの言葉をぐんぐん吸収していきます。
おうちモンテでできること:
- 日常の行動を言葉にして実況する(例:「今、リンゴをむいているよ」)
- 絵本の読み聞かせを習慣にする
- 子どもが話す言葉を遮らず、じっくり聞く
正しい言葉をたくさん聞くことで、自然に美しい言葉を身につけていきます。間違っても焦らず、優しく言い直してあげるのがポイントです。
3. 👁 感覚の敏感期(0〜6歳ごろ)
この時期は、五感をフルに使って「世界を感じたい!」という気持ちが強くなります。触る、見る、聞く、嗅ぐ、味わう…。あらゆる感覚を通じて脳が育つ、大切な時期です。
おうちモンテでできること:
- 木や布、紙など様々な素材に触れられる環境を作る
- 音の違いを楽しむ手作り楽器やおもちゃを活用する
- 料理や食事の中で、香りや味を一緒に楽しむ
感覚の敏感期にたくさんの「本物」に触れることで、観察力や集中力が育ち、のちの読み書き・計算にもつながっていきます。
4. 🧩 秩序の敏感期(1〜3歳ごろ)
「いつもと同じ」が安心感につながる時期。おもちゃの場所が変わっていたり、いつもの順番が違っただけで癇癪を起こす…なんてこともあります。
おうちモンテでできること:
- おもちゃや服は「使ったら元の場所に戻す」仕組みをつくる
- 毎日の生活リズム(起床・食事・お風呂など)をできるだけ一定に保つ
- 急な変更がある場合は事前に伝える
秩序が守られていることで、子どもは「安心して挑戦できる環境」を感じ、心も安定します。
5. 🔍 小さいものへの敏感期(1〜5歳ごろ)
「なんでこんなに小さいゴミを拾うの!?」「小さな虫に夢中!」——これは、立派な敏感期のサイン。大人が見逃すような小さなものに目を輝かせる時期です。
おうちモンテでできること:
- ビーズや豆など小さな素材を使った手作業(誤飲には注意!)
- 虫眼鏡で草花や小さなものを観察する
- 細かいパズルや積み木で集中力を育てる
この時期は「観察する力」「集中する力」がぐんぐん育つ大チャンスです。邪魔をせず、じっと見守ることが大切です。
6. 🙇 礼儀の敏感期(2〜6歳ごろ)
「ありがとう」「ごめんなさい」「どうぞ」など、人との関わりの中で生まれる礼儀やマナーに敏感になる時期です。大人の真似をして、自然と身につけていきます。
おうちモンテでできること:
- ママ・パパ自身が丁寧な言葉づかい・あいさつを心がける
- 食事のマナーを日常の中で自然に見せる
- お手伝いを通じて「ありがとう」を伝える機会をつくる
「教える」より「見せる」ことが大切。家庭の中で丁寧なふるまいを日常に取り入れることで、子どもにも自然と伝わります。
🌟 敏感期は「今だけの貴重なチャンス」。おうちモンテでできることから始めよう
モンテッソーリ教育では、敏感期を「自然が与えた学びのチャンス」と考えます。何かに強く惹かれている時期に、それに合った環境や経験を与えてあげることが、子どもの成長を大きく後押ししてくれます。
でも、ママが「全部完璧にやらなきゃ」と思う必要はありません。大切なのは、「今、うちの子がどんなことに夢中かな?」と気づき、それにそっと寄り添うこと。
今日から少しずつ、おうちの中にモンテッソーリのエッセンスを取り入れてみませんか?
敏感期は一生のうちに一度きり。今この瞬間の「やりたい!」を大切にして、子どもの自然な成長を一緒に応援していきましょう。