【乳児健診】赤ちゃんの定期健診って何するの?いつ頃、どこで受診?予約、準備は?

妊娠・出産・乳児

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こんにちは。mama40 けいこです。(2024年3月4日更新)

「乳児健診」って言葉はよく聞くけれど、実際どんなもの? 個別健診、集団健診って何?など、右も左もわかりませんでした。そんなでしたので、4ヶ月健診のとき、対象の月齢が近づいているのに、自分で予約しなければいけないことをすっかり忘れていて、危うく予約のタイミングを逃してしまう失敗をしました。今後はそういうことのないように、自分用のメモとしても乳児健診の全貌をまとめておこうと思います。

【乳幼児健診とは?】

乳児健診(乳幼児健診)と、一般的にはそう呼んでいますが、正式名称は「乳幼児健康審査」と言うそう。赤ちゃんの成長と健康を確認する大切な機会。日頃の子育てで「気がかり」だったことや「ちょっと相談」してみたかったことも、この健診の機会を利用し相談もできます。

安心した育児を応援するために多くの自治体が無料で(助成金で)提供してくれています。健診の内容や形態は住んでいる地域、自治体によって異なります。違う地域に住んでいる先輩ママやママ友さんのお話を聞いても、自分の地域では違うことがありますので、必ず確認を。

私の住んでいる地域では、出産後わりとすぐに健診の概要が郵便で送られてきて、個別健診は自己責任で指定の期間内・医療機関で予約・受診をし、集団健診のときは各個人に通知が送られてくるので、その指定の場所・日時に受診しに行くというシステムでした。

大切な機会ですので、赤ちゃんの安心で健やかな成長のため、該当月になったら忘れないで受診したいですよね。

【乳幼児健診】いつ受診するの?

住んでいる自治体によって提供されている回数が違います。

私の住んでいる地域で提供されているのは以下の健診でした。

・3~4ヶ月健診(個別)
・9~10ヶ月健診(個別)
・1歳6ヶ月健診(集団)
・2歳健診(集団)
・3歳6ヶ月健診(集団)

そして、以下は(私の住む地域では)補助金はでませんが、任意で受けることができます。1回の健診で3000円〜5000円です。高いですね…。

・1ヶ月健診(産院が手配)
・6~7ヶ月健診
・12ヶ月健診(1歳健診)

【個別健診】・【集団健診】とは?

健診の内容も住んでいる地域によって異なるのですが、種類として、各自が小児科などで受ける「個別健診」と、集団で市町村の保健センターなどで受ける「集団健診」のタイプがあります。

赤ちゃんの【個別健診】の流れ

自分で全てを手配しなければならないことが多いので、しっかり管理が必要です。私は1回、危うく予約のタイミングを逃す失敗をしました。そうならないために…

約1ヶ月前
受診する小児科、クリニックを決め、予約する。
小児科などの医療機関は、市町村から指定されている所を選びます。それ以外の場所で受けることも可能ですが、助成金が出ず、自費になってしまうので注意。
乳児健診を受ける小児科・クリニックは、病気になった時にも通う、いわゆる「かかりつけのお医者さん」にしたいので、病院選びは重要と感じます。
私はご近所さんやインターネットで口コミを調べ、お医者さんの評判はもちろん、院内感染を防ぐため、予防接種と乳児健診は普段の診察と分けて受け付けてくれている病院であること、そして、通いやすさも考えて選びました。

約1ヶ月前~前日
赤ちゃんの様子をよく確認して、心配ごとなど医師に相談したいことをメモしておく。(この、メモは大事!!妊婦健診の時からそうでしたが、聞きたいことを、診察室に入るとなぜか忘れちゃうんです…。なので、メモを母子手帳のカバーにポストイットでつけてました。そうすれば忘れずに看護師さんや先生も見てくださいます。)
当日記入する問診表に、生まれた時の体重、授乳の回数、おしっこうんちの回数など記入する欄があるため、確認しておく。

健診当日
個別健診のときは小さな小児科などでの受診が多いので、先生が忙しそうで、つい相談しそびれてしまいますが、不安な事はしっかり相談するといいと思います。

個人健診の注意点

● 予約が必要な場合は忘れないようにする
(1ヶ月前のタイミングで予約。たとえば、4ヶ月検診の場合、3ヶ月になったらすぐ予約。)
● 予約をしたら日付をカレンダーなどに書き忘れないように(苦労して予約しても、当日忘れてしまっては全て水の泡!)
● 赤ちゃんは脱ぎ着しやすい物にする(首がすわる前は前開きが便利。予防接種のときは腕だけ、上半身だけ出せればいいが、健診は体重測定や、全身の様子を診るため、おむつ一枚になる)
● 尿検査や便の検査がないかチェックしておく

赤ちゃんの【集団健診】の流れ

集団で受けるものは郵便で案内が来ることが多いようです。

約1ヶ月前
郵便で届く案内をしっかり読み、日時や場所を確認しておく。日程変更の必要がある場合、早めに問い合わせ、対策する。持ち物を確認しておく。

約1ヶ月前~前日
赤ちゃんの様子をよく確認して、心配ごとなど医師に相談したいことをメモしておく。(メモは大事!!私は、メモを母子手帳のカバーにポストイットでつけてました。そうすれば忘れずに看護師さんや先生も見てくださいます)
当日記入する問診表に、生まれた時の体重、授乳の回数、おしっこうんちの回数、離乳食の回数など記入する欄があるため、確認しておく。

健診当日
集団健診のときのスタッフには医師、歯科医師、看護師、保健師、歯科衛生士、心理士、保育士などが対応してくれますので、幅広い相談ができます。

集団健診での注意点

● 必ず受付時間内に会場に着くように
● 健診は1〜2時間程度かかります
● 会場内では飲食できないので、食事はすませておく
● 歯科健診があるので、食後のお口はきれいに
● 事前に尿検査や便の検査などが必要ないかチェックしておく
● 赤ちゃんは脱ぎ着しやすい服で(身体測定や診察はおむつ一枚になる)
● 待ち時間があるので、お気に入りのおもちゃ、絵本など用意しておく(おやつなどは食べれない)
● ベビーカー置き場はあるが、スペースが限られている場合もあるため、違う方法で行く方が安心
● 車で行く場合は駐車スペースがあるかの確認も
● 会場内は暖かいので防寒着などはできるだけ車などに置いていくと、邪魔にならずによい
● 発熱、下痢、嘔吐などの風邪症状がある場合、無理をせず受診を控える

【乳幼児健診】持ち物は?

基本的にはいつものおでかけとそんなに変わりませんが、診察券や、問診票、案内ハガキなど、健診にかかわるものを忘れないように。

【個別健診】

母子手帳
診察券
保険証
筆記用具
助成券(あれば)
問診票(事前に渡されていたならば)
虫歯予防指導のための歯ブラシ
着替え
おむつ
おしりふき
おむつ用ビニール袋
飲み物
小さなおもちゃや絵本
財布や携帯などいつもの持ち物

【集団健診】

母子手帳
はがきなどの案内(受付票を兼ねることが多いので忘れずに!)
筆記用具
助成券(あれば)
問診票(事前に渡されていたならば)
虫歯予防指導のための歯ブラシ
着替え
おむつ
おしりふき
おむつ用ビニール袋
飲み物
小さなおもちゃや絵本
財布や携帯などいつもの持ち物

【乳幼児健診】内容、どんなことするの?チェック項目は?

内容についても、住んでいる地域や医療機関によって多少異なるようですが、ここでは私の住んでいる地域で送られてきた概要に載っていた項目を記します。また、すでに受診した健診については、その内容をもとに再校していきます。

1ヶ月健診(任意)

任意ですが、多くの場合、生まれた産院で手配され、ほぼ全員が受ける健診だと思います。(任意なので自費ですが…)

一番のポイントは、体重の増え具合と、先天性の病気がないかの確認です。母乳・ミルクの頻度や量、おへその乾き具合、臍ヘルニアがないか、黄疸が消えているか、先天性股関節脱臼はないか、心臓の雑音がないか、モロー反射の様子などのチェックも。

また、ビタミンK不足による赤ちゃんの頭蓋内出血予防のため、ビタミンKシロップを投与してもらうことが多いとのことです。私の所もそうでした。

乳児湿疹などが気になるようでしたら、相談してみると、白色ワセリン、保湿クリーム等まとめて処方してくれる場合もあります。私の場合も、この時処方された保湿クリームで日頃助かっています。(2016年9月受診・再校済み)

3~4ヶ月健診

この時期の一番のチェック項目は首のすわり具合です。「あやすと笑うか」「音に反応するか」「目でものを追うか」などが、発達具合を測る指標だそうです。さらに、肌の状態、先天性股関節脱臼はないかなども見てくれます。予防接種はきちんと進んでいるかなどのチェック、説明があるかもしれません。(2016年12月受診・再校済み)

6~7ヶ月健診(任意)

この時期の一番の項目は、おすわり、寝返りだそうです。離乳食の回数など確認、顔に乗せられた布を払いのけられるか、おもちゃへの関心、人見知りはどうかなど精神的な発達の確認も。(任意だったので未受診です)

9~10ヶ月健診

この時期のチェックとして「おすわり」「つかまり立ち」「ハイハイ」「指で小さなものをつまむか」そして「パラシュート反射」という聞きなれませんが大切な動作を診ます。また「歯の生え具合」「離乳食の回数」「予防接種の進み具合」の確認も。

この9〜10ヶ月健診で、うちの子が3ヶ月間体重が増えていないことを相談しました。離乳食はよく食べているし、母乳もしっかり飲んでいるのに、なぜ??と、ずっと不安で気がかりでした。小児科の医師に指摘された問題点は「母乳の栄養成分はこの時期すでに薄くなっているため、たくさん飲んでいるようで、栄養は不足していることが原因」「離乳食が進んでいるからと粉ミルクの量を減らしてしまったことがよくない」とのことでした。(その後、再びしっかり粉ミルクで補助し、体重も1ヶ月で回復しました)健診で栄養状態の確認と相談ができたことは、とても大切でした。(2017年5月受診・再校済み)

12ヶ月健診(任意)

ひとり立ち、伝い歩きなど運動機能の発達、「ママ、パパ」などの単語が言えるか、おもちゃで遊ぶかなどを確認。大泉門の開き具合のチェックも。(任意だったので未受診です)

1歳半健診

1歳半健診は、私たちにとってはじめての集団健診でした。(たくさんの1歳半の子供たちが集まり、泣き声や、叫び声、その他の話し声で… いったい何デシベル!?と騒音レベルのてんやわんやでした!)

この健診では、問診票を見ながら生活習慣を話したり、精神発達の度合いをチェックし、虫歯の予防、栄養や育児についての指導をたっぷり受けた印象でした。

物の名前がわかるか、指さしができるか、名前を呼ばれると振り向くかなど、言葉や、音への反応を確認したり、何時に寝て何時に起きるか。まだ母乳を飲んでる?歯磨きは?など。もちろん、身体測定、運動機能や視聴覚などの成長も診ます。(2018年3月受診・再校済み)

2歳健診

私の住んでいる地域では、2歳健診は主に歯科検診のようです。歯の本数や生え方、虫歯がないかをチェックし、歯の磨き方の指導も。

私たちの地域では、本当に問診と歯のチェックしかなく、身長や体重すら測ってもらえませんでした!(2019年3月受診・再校済み)

3歳健診

問診、歯の検査、視力や聴力テストに加え、尿検査も。さらに、生活習慣の確認、言語・精神・運動発達の確認、社会性の発達確認など、集団教育の意味があるようです。

実は、私たちの地域では3歳半健診で、2020年3月に受ける予定だったのですが…ちょうど2020年のコロナ禍が始まりました。最初は集団健診に行くのが不安で、先延ばしにしてもよいか問い合わせたところ、4歳になるまでに受ければ大丈夫とのこと。しかし、その後、政府から緊急事態宣言が下され、乳幼児健診自体が休止に。

結局、この年から幼稚園が始まり、幼稚園の方でも健康診断をしてくれるようになったので、特別心配なところがないため、今回の3歳半健診は受けないという旨を伝えました。

すると、保健師さんが、悩みがないか、子供の様子はどうかなど確認の電話がありました。(2020年8月、コロナ禍で受診せず、再校済み)

【乳幼児健診】任意(自費)の場合、その費用は?

乳幼児健診は、有料(自費)と無料(助成)があります。どの健診が無料になるかなどは、各自治体で違いますが、ほとんどの場合、任意で受ける健診は有料、つまり自費になります。

その費用は行政や医療機関によって異なりますが、およそ2,000円〜4,000円だそうです。ちなみに私の赤ちゃんが受けた1ヵ月健診は3000円でした。

【乳幼児健診】赤ちゃんの様子をメモ

乳幼児健診は、専門家に相談できる貴重な機会です。事前に赤ちゃんの成長過程を把握し、気になっていることや、育児への不安やストレスなどがあれば、母子手帳の記録欄や、メモなどを利用し、記してしておくとよいです。

私は、妊婦健診の時からそうでしたが、診察室に入ると、相談したい内容を忘れてしまったり、聞きそびれたり、健診後にがっかりすることも多々ありました。

その対策として、メモを母子手帳のカバーにポストイットでつけるようにしました。そうすれば看護師さんや先生も見てくださいます。

まとめ

乳幼児健診を受け、その成長を目の当たりにするのは、とてもうれしいものです。また、首の後ろあざが気になる、首にできてしまう段の肌荒れが気になる、体重の伸び悩み、おすわりがまだできないけど大丈夫かしら… など、どこか胸の中で気になっていることを相談できると、安心します。

どんな時期に行うのかの確認、その時期での予約や、日程の確認をきちんと行い、受けそびれることのないようにしたいですね。

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