【9〜10ヶ月乳児健診】行ってきました/つかまり立ち・パラシュート反射・栄養状態

こんにちは。mama40 けいこです。

9〜10ヶ月乳幼児健診は、赤ちゃんが満9ヶ月から10ヶ月の時に受ける健診です。うちの地域では「個別健診」でした。いつもの小児科で受診しました。

健診を受ける際、問診票の記入が必要なのですが、私が書いている間、いつも小児科の受付の方が息子を抱っこしていてくれるので助かります。ですが今回は、抱っこする前に「抱いても大丈夫ですか?」と事前に一声いただきました。なるほど!うちの息子はあまりなかったのですが、9~10ケ月は人見知りが強いで時期なのだなと改めて感じました。

人見知りが強い時期は、健診もうまく診れないこともあるかもしれません。事前にどんな内容か把握し、当日できなくても、おうちではできていると医師に伝えられるよう、項目チェックしておくとよいかもしれません。また、離乳食についてや、その他なんでも心配なことは事前にメモをして、必ず相談できるようにするとよいです。

【9〜10ヶ月乳児健診】いつ受けるのか?予約は?

自治体によって違いますが、うちの地域は生後9か月から生後10か月」つまり、生後9か月になってから生後11か月になる日まででした。その時期を過ぎると、助成金がおりないシステムでした。健診は、それぞれいつ受けるのかを把握し「1ヶ月前には」しっかり予約です。(私は 4ヶ月健診の時 に、危うく予約のタイミングを逃す失敗の経験ありです…ぜひ気をつけてください!)

準備や当日の持ち物など

こちらに詳しく書きました。参考にしてください!

【個別健診】・【集団健診】それぞれの準備の流れは?

【乳幼児健診】持ち物は?

【9〜10ヶ月乳児健診】概要

9~10ヶ月健診は、運動機能の発達具合チェックとして「お座り」「つかまり立ち」「ハイハイ」「指で小さなものをつまむか」そして「パラシュート反射」という聞きなれませんが大切な動作を診ます。また「歯の生え具合」「離乳食の様子」「予防接種の進み具合」の確認も。

具体的には

○ 問診
○ 身長体重測定
○ 頭囲・胸囲測定
○ 聴診器で心音を聞く
○ お口をあーんして口内の確認
○ 歯の生え具合を確認
○ 背中や腰の具合を観察 (おすわり、ハイハイができるか)
○ 医師が支えながら床に立たせ、つかまり立ちの様子を見る
○ 赤ちゃんを抱いて空中で腹ばいの姿勢にしパラシュート反射の様子を見る
○ 小さいものをつかむかの確認
○ おむつをはずし、お腹、肛門、外性器の触診
○ 頭部の確認
○ 股関節の確認
○ 皮膚の確認
○ 離乳食の進み具合、栄養状態のチェック
○ 予防接種の進み具合確認など

【9〜10ヶ月乳児健診】詳しい内容

問診

当日の問診は以下の項目でした。母子手帳の「9~10ヶ月頃 保護者の記録」のページにも同じような項目がありるので、事前に参考にしておくことをおすすめします。

○ 今までに何か病気や事故、怪我で医師にかかりましたか
○ おすわりでおもちゃを持ってしばらく遊んでいられますか
○ ハイハイをしますか
○ 小さいものをつかみますか
○ アーアー、マーマー等のくり返し言葉が出てきますか
○ 家族と、家族以外の人との区別がつきますか
○ 後追いしますか
○ そっと近づいて、ささやき声で呼びかけると振り向きますか
○ 目つきや目の動きがおかしいと思ったことがありますか
○ 歯について、生え方、色、形など、きになることがありますか
○ 離乳食の量・種類が増え、母乳やミルクの量が減ってますか
○ 排離乳食は何ヶ月頃初めて、今何回ですか
○ 舌でつぶせる固さのものをもぐもぐできますか

私が気がかりだったことは「おすわりがまだできない」「肌がときどき黄色いように感じる」「体重が3ヶ月増えていない」の3点だったので、問診票の「今日の健診で相談したいこと」に記入しました。

身長

立てるようになった赤ちゃんでも、2歳くらいまでは寝て測るようです。「頭をしっかり押さえていてください」と言われ、親がお手伝いすることが多いです。体を真っ直ぐにするのが大変な赤ちゃんなので、いつも泣いてしまったり一苦労ですが、みんなで頑張ります。

体重

おむつ1枚になって体重を計ります(脱ぎ着しやすい洋服で行くに限ります!)

この9か月健診で、うちの子は7895gでしたが…。

実は、生後半年からの3ヶ月間、ほとんど体重が増えていなかったのです…。ですが、離乳食はよく食べているし、母乳もしっかり飲んでいるのに、なぜ??と、本当に不安で、気がかりで「今日の健診で相談したいこと」に記入してました。

医師に指摘された問題点は

● 母乳の栄養成分はこの時期すでに薄くなっているため、たくさん飲んでいるようで、栄養は不足している
● 動き始めて、エネルギー消費する量が増えた
● 離乳食が進んでいるからと粉ミルクの量を減らしてしまったことがよくない

ことが原因のことでした。

その後、再びしっかり粉ミルクで補助し、体重も1ヶ月で回復しましたが、健診で栄養状態の確認と相談ができたことは、とても大切な機会でした。

頭囲・胸囲

メジャーを使って、ゴロンと横になっている赤ちゃんの頭や胸の周りを測ってくれます。脳や体の発達が適度であるかのチェックだそうです。親としては、帽子のサイズの参考にもなりますね。

以上は、医師の診察の前に看護師さんか、保健師さんが行ってくださいます。

次の項目から、お医者さんの登場。

聴診器で心音を聞く

胸部聴診、いつもの「もしもし」です。心臓の音を聞いて、心音のリズム不調がないか、心臓の疾患の疑いがあるような雑音が聞こえないかを診てるのだそうです。呼吸の音も確認し、肺の機能が正常かも診てくれます。聴診をすると泣いてしまう赤ちゃんが多いとのことで、親が抱っこしたまま行うことが多いです。

口内の確認

お口をあーん。いつも何を見ているのかな?と思うのですが、口内の病気がないか、赤ちゃんのお口の内にカビ!?が生えてないかを確認してくれているようです。

歯の生え具合

歯の生え方には個人差があります。うちの子はとても遅く、まだようやく1本生えたところだったので、簡単なチェックで終わってしまいましたが、数本生えている場合、歯磨きをしているかどうかの確認や指導もあるようです。

背中や腰の具合を観察 (おすわり、ハイハイができるか)

おすわり、ハイハイができるかの確認です。うちの子は9ヶ月の時点で、おすわりがまだできませんでした。(なぜか先に、つかまり立ち、ハイハイはできたのですが…?!)そのことを「本日の健診で相談したいこと」にも書きましたが、医師は背中や腰の具合を見て「特に問題はない」と判断してくださいました。

「先にハイハイや、立つことができるようになってしまったので、止まっているより動くことに興味があるのでしょう」とのことでした。発達確認のおすわりの欄にも「+」の印がついてました。(実際、10ヶ月になったと同時に、おすわりもできるようになりました)

つかまり立ち

医師が、赤ちゃんのわき下を支えながら床に立たせ、つかまり立ちの確認をしていました。えっ?そんな一瞬で確認できたんですか?と思ってしまうくらい、ささっとしたチェックでしたが、医師は慣れているし、見るべきポイントを知っているので大丈夫です。

パラシュート反射

医師が、赤ちゃんを両方のわきの下を支え抱いて、空中で腹ばいの姿勢にし、突然前の方に倒すようにしたとき、赤ちゃんが両手を広げて体を支えようとする動作の確認です。とっさに転倒しかけても、両手を前に出して身を守ることができる動作の前段階ということだそうです。

パラシュート反射に関しては、聞きなれない言葉なので調べてみると、専門家による監修つきの記事を集めたベビーカレンダーというサイトに詳しく掲載されてましたので、ご参考に。

参考サイト:ベビーカレンダー
パラシュート反射とは何のこと?赤ちゃんの時期特有の反射について

小さいものをつまむか

医師がご自分の指をさしだし、赤ちゃんがつまむか、ささっと確認してましたが、小さいものをつまむかの確認は、主に問診での判断だったようです。

身体全体の確認

お腹をムギューっと押しながら触診や、頭部の大泉門の様子、目や耳や鼻、湿疹や色など皮膚の様子を診たり、オムツを外して股関節や性器や肛門周辺の確認もします。

私は「今日の健診で相談したいこと」にも書いたのですが、ときどき息子の肌が黄色く見えたので、まさか黄疸がまだ残ってるのでは…? と心配でしたが「日焼けによる影響」だと診断いただきました。家の中にいても日に焼けるので、気になるようだったら常に日焼け止めを、とのことでした。

離乳食の進み具合、栄養状態

離乳食の回数や母乳、ミルクの回数と量などのを確認します。特に栄養状態が悪くなければ、今のままで大丈夫なのですが、上記「体重」のところに書きましたように、うちの子は体重が増えず、つまり「栄養不足」だったようなので(泣)、相談・改善指導をいただける機会で本当に助かりました

離乳食や、母乳、ミルクのことで、心配に思うことがあったら、ぜひこの機会に相談することをおすすめします。

予防接種の状況

必要な時期に必要な予防接種が終わっているかどうかの確認と、1歳になったら受ける、麻疹風疹、おたふく、水痘(水ぼうそう)についての指導などいただきました。

保護者についての問診

○ 赤ちゃんとの生活に慣れてきましたか
○ お子さんは育てやすいですか
○ 育児をする中で迷ったり悩んだりすることがありますか
○ あなたの体調はいかがですか
○ 悩みがある時に相談できる機関や人はいますか

こうやって、赤ちゃんだけではなく、親の状態も気にかけてもらえるのは、とてもありがたいですね。

私は、赤ちゃんとの生活は「毎日が楽しい」「負担が増えて疲れる」など、相反するような回答も、当てはまるものは全て印をつけました。ふと日常をふりかえり、自分の状態を認識するためにも、このような問診は重要なサポートだと感じます。

【9〜10ヶ月乳児健診】まとめ

以上、参考になりましたでしょうか? このように項目で書くと、とてもたくさんあるようですが、医師は慣れているので、あっという間に終わってしまいます。

ですが、健診は「気がかり」だったことや「ちょっと相談」してみたかったことなども相談できる機会です。医師や保健師、栄養士さんらが忙しそうで、つい相談しそびれてしまいますが、不安な事はしっかり相談するといいと思います。つい聞き忘れ、ということのないよう、母子手帳などにメモしておくと良いと思います。

心配がなくなり安心できたり、逆に問題点がわかり改善アドバイスをいただいたり、とても大切な機会です。変にとりつくろったりせず、自分や、赤ちゃんのありのままを答えるほうが、有益なアドバイスが得られるはずです。

それぞれの診察項目が具体的に何を診ていて、なぜ診る必要があるのかを理解しておけたらいいですね。
(チェック項目は自治体によって多少のちがいもあります)

関連リンク
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